水道の歴史を調べてみた

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今でこそ生活にそれがあるのが当たり前となった水と、その水を運ぶ水道。当たり前すぎて考えたこともありませんでしたが、水道の歴史ってどんなものなのでしょうか。昔の水場というと川で洗濯している人たちとかが紹介されるので、現代の水道とその間がぽっかりとあいてしまっています。そこを調べてみたら面白いのではないかなと思って、ちょっと簡単に調べてみました。

まず、近代の水道は横浜で布設されたのが初めてだそうです。東京じゃないんですね。ちょっと意外だなと思いましたが、外国とのやり取りをする窓口である港がある都市でしたから、水に神経を使うことで伝染病などを防ぐという意味合いもあったようです。そう考えると、確かにそれなら横浜だなとなりますね。

そして近代水道より更に昔、江戸時代でも水道はありました。その頃は木や石で水道管が作られており、そこから水を汲み上げることで生活に使っていたのですね。玉川上水という駅がありますが、この玉川上水という名称は江戸時代に建設された上水井戸のことでもあったりするようです。この木や石でできた水道では伝染病などを防ぐことができなかったため、先に挙げた近代水道へと移り変わっていったのですね。

今では日本の水道は非常に高水準のものとなっていて、蛇口をひねって出てきた水を飲める数少ない国とも言われています。そうなるまでには色々な障害や試行錯誤があり、それらの積み重ねと日々の研究があってこその今の安全な水道があるのでしょう。私たちの生活にあって当たり前の水道について、もっと理解を深めることで見えてくるものがあるのかもしれません。そして、安全な水が各家庭で扱えるということに感謝して、水を大切にしたいものですね。